9月上旬にアパレル小売企業各社の8月売上速報が発表されました。
今年はコロナの影響と猛暑の影響を受けて、昨年とはかなり違った動きをしている印象を受けます。
TOKYO BASE、ユナイテッドアローズ、アダストリア、ファーストリテイリング(ユニクロ)の各企業8月売上速報を表にまとめてみました。
企業名 | 売上昨対比 | 既存店売上昨対比 | 月末店舗数 | EC比率(前回決算時点) |
TOYKO BASE | 100.3% | 92.7% | 63 | 37.0% |
ユナイテッドアローズ | 87.8% | 85.3% | 294 | 20.0% |
アダストリア | 86.8% | 87.3% | 1241 | 20.5% |
ファーストリテイリング | 129.9% | 129.8% | 764 | 11.0% |
TOKYO BASEが売上昨対比越えをぎりぎり達成しております。
主な理由はECで実店舗でのマイナス分をEC+新店での売り上げ分で補填しているのだと思われます。
ユナイテッドアローズとアダストリアは売上昨対比、既存店売上昨対比がほぼほぼ同じような数字になっております。
ファーストリテイリング(ユニクロ)に関しては、圧倒的な強者です。。
以下、各企業の売上速報からコメントを抜粋いたしました。
- TOKYO BASE 主力店舗の改装を8月に行っており実質的な営業日が少なかった。その状況の中で、売上昨対比越えを達成
- ユナイテッドアローズ 半袖カット、シャツ、ニット、パンツ等の売上が好調
- アダストリア 半袖シャツ、パンツ、サンダル等の夏物商品、ミッフィーとのコラボアイテム等の生活雑貨商材の売れ行きが伸長した
- ファーストリテイリング 記録的な猛暑により、エアリズ商品や、在宅需要にマッチした商品、エアリズムマスク等が好調で大幅な増収
今朝の新聞でYKKの社長のインタビュー記事でも触れていたのですが、コロナの影響で人々の生活様式が大きく変わってきております。
アパレル業界に関しては、家でも着まわせるような最低限の機能性がある服と、後はたまに外出する際に着飾る高単価な衣服の二極化するのではないかといった内容です。
ユニクロがこのコロナ渦の中でも売り上げも伸ばしているのは、こういった背景が理由だからだと思います。

ユニクロの株を購入したいけど、現時点での最低購入単位が672万円笑
株式分割してくれれば、個人投資家も手が出しやすいのにな。。
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